カレーの作り置きはダメなのか
先日テレビにて、カレーの作り置きで菌がどのくらい増えるのかというのを見たので簡単にまとめとこうと思います。
目次
始めに
作り置きのカレーを毎日食べて必ず食中毒になるわけではなく、
保存方法を間違えると食中毒の危険があるとのこと。
つまり、間違った保存方法をすれば、食中毒の危険性は高まる。
正しい保存方法をすれば、より長い間保存できる。
保存期間ではなく保存方法が重要なわけですね!
アンケート
100人に「普段カレーをどのように保存しているか」のアンケート
<3位> 熱いまま冷蔵庫に入れる
<2位> 冷ましてから冷蔵庫に入れる
<1位> そのまま置いておく(鍋のまま)
(個人的な感想として、順位は妥当だと思いましたが
熱いまま冷蔵庫に入れる発想はなかったですね。)
実験
この3種類の保存方法で24時間放置した結果、菌の数がどれくらい増えたかの実験
【そのまま放置の場合】 作りたて 約5,000個 → 24時間後 約2,600万個
【冷ましてから冷蔵庫に入れる場合】 約5,000個 → 約7万4,000個
【熱いまま冷蔵庫に入れる場合】 約5,000個 → 約6,600個
ちなみに
カレー1gあたり菌が10万個で食中毒になるそうです。
また、そのまま放置の場合、4~5時間で食中毒になる1gあたり10万個に
到達するそうです。
これらのことから常温は危険ということが少しはわかりました!
理由
そしてなぜこのような結果になったのか?
それは、カレーの中にいる食中毒菌は30℃~50℃で最も増殖するため
そのまま放置 → 常温(30℃~50℃)
冷ましてから冷蔵庫 → 冷ましている間に30℃~50℃になる
熱いまま冷蔵庫 → 30℃~50℃の時間が短い
つまり、
熱いまま冷蔵庫にいれることで30℃~50℃の時間を短くし、
菌の繁殖を防ぐことができるということですね!
しかし、
熱いまま冷蔵庫に入れると、
冷蔵庫を傷つける、他の食材を痛める可能性があります。
具体的な対策
・冷蔵庫に鍋敷きを敷き、その上に鍋を置く
・濡れたタオルで鍋をくるんで冷蔵庫に入れる
・保存容器などで小分けにすることで早く冷ますことができる
といった方法が挙げられていました。
(個人的にはめんどくさいので、鍋に水をぶっかけて、
冷蔵庫にぶちこもうと思います。)
余談
余談として、食べる前の過熱で殺菌できないかというのをよく聞きますよね。
それは、加熱することでかなりの菌が死ぬが、ジャガイモや人参などについている
ウエルシュ菌という菌は過熱しても死なないそうです。
なので、そのまま保存してる場合は火を通さざるをえず、一部の菌は殺せるが、食中毒の危険性は残る。
正しい保存方法をしている場合は、火を通さなくてもレンジでチンでOKなのかなと思いました!
あと、
どれだけ菌が増えようが、味とにおいは変わらないそうなので、
おいしく食べれるのは良いと同時に、食中毒になる状態の物を気づかずに
口にする危険であるので 注意が必要だと思いました!!
最後に
これからは食中毒が流行る季節なので、カレーに限らず注意しましょう!!!
以上、カレーを常温で保存しながらお届けしました(^^)v